今月の取り組み
この月のテーマは、「損切りラインを明確にする」ことでした。これまでの失敗から学び、エントリーする際に「なぜここで取引するのか」「損切りラインをどこに設定するか」を事前にメモに書き出す習慣を取り入れました。このプロセスによって、感覚的なトレードを減らす努力をしました。
また、チャート分析では4時間足と15分足を組み合わせる手法を試し始めました。4時間足で大まかなトレンドを確認し、15分足で具体的なエントリーポイントを探すというアプローチです。これにより、短期トレンドの反発やレンジ相場の動きを捉えやすくなりましたが、実践での精度にはまだ課題が残っています。
トレードの具体例
1. 成功トレード:ドル円のレンジ下限での買いエントリー
ドル円のチャートを分析し、4時間足でレンジ相場の下限に差し掛かっていることを確認。さらに、15分足で短期的な反発の兆候が見えたため、エントリーを決断しました。このトレードでは20pipsの値幅を狙い、設定した利益確定ラインに到達。+400円の利益を得ることができました。
ポイント:事前に損切りラインを10pips(-200円)に設定し、リスクリワード比率を2:1に設定していたことが功を奏しました。
2. 失敗トレード:豪ドル円のレンジブレイク狙いの買いエントリー
豪ドル円では、4時間足でレンジ相場が続いていたため、上方向へのブレイクを期待して買いエントリーを実施。しかし、エントリー直後に反転し、損切りラインの-20pips(-400円)に到達して終了。このトレードでは、ブレイクを予想した根拠が薄かったこと、エントリータイミングが早すぎたことが敗因でした。
ポイント:事前に損切りラインを設定していたため、損失を最小限に抑えることができたものの、エントリー前の分析不足が露呈しました。
3. 試行錯誤の中で気づいた課題
勝ちトレードの利益が小さい一方で、負けトレードの損失がそれを上回るケースが目立ちました。このため、リスクリワード比率の調整が今後の課題であると実感しました。特に、利益確定ラインを早めに設定しすぎてしまう傾向があり、トレンドを引っ張る技術が必要だと感じています。
心理面の変化
今月は「損切りラインを守る」というルールを徹底したことで、大きな損失を防ぐことができました。とはいえ、損切りに触れるたびに「もっと待てばよかったのでは?」という思いが湧き上がり、メンタル面での葛藤が続いています。一方で、トレードごとにメモを書き、ルールに沿った行動を取ることで、取引後の後悔は減少しました。これが自信につながり、焦らずにエントリーを待つ姿勢が徐々に身についてきたと感じています。
成果とデータ
総取引回数:11回
勝率:36%(4勝7敗)
月の損益:
1回あたりの平均損失:300円
1回あたりの平均利益:350円
月の利益:-600円
残高:17,200円(5,000円追加後)
振り返りと次月への目標
この月を通じて得た最大の学びは、「損切りを守るだけでは不十分で、利益確定ラインも含めたトータルの戦略が重要」ということです。現状では、損切りの幅が利益確定の幅を上回るトレードが多く、結果的に勝ちトレードでも損失を補いきれない状況が続いています。
来月の具体的な目標
1. リスクリワード比率の改善
勝ちトレードの利益幅を広げるために、トレンドを見極めてエントリー後も一定の忍耐を持つことを目指します。利益確定ラインを引き上げる練習を行います。
2. エントリータイミングの精度向上
過去のチャートを分析し、4時間足と15分足を組み合わせたエントリーポイントの研究を継続します。
3. 経済指標への対応力を強化
今月のドル円トレードで成功した指標発表後の短期トレンドを引き続き狙い、リスクを最小限に抑えながら利益を伸ばせる手法を磨きます。
4. 今後の資金計画
計画通り、今月も5,000円を資金に追加しました。この追加資金は、余裕を持ってリスクを取るためのものです。無理のない範囲で学びと成長を継続し、徐々にトレードの精度を高めていくことを目指します。